ポップアップストアの準備では、商品を並べる什器だけでなく、会計や案内、商品補充に使う備品も必要になります。「見た目のよい什器を選んだものの、会計する場所が足りない」「撤収時の梱包材を置く場所がない」といったことを防ぐには、売場全体の使い方から考えることが大切です。
この記事では、販売商品と開催期間に合わせたレンタル什器の選び方を、構成例とともに紹介します。短期出店に必要な備品を整理し、在庫や配送条件を確認する際にお役立てください。
1.ポップアップストアの什器は「商品・開催期間・会場」から考える
ポップアップストアで什器をレンタルするときは、まず販売する商品の大きさ・重さ・種類と、売場に並べる数量を整理しましょう。小さなアクセサリーと衣類では、見せ方も必要な陳列スペースも異なります。
次に、開催日だけでなく、商品の受け取り・設営・撤去・返送の予定を確認します。会場が前日に荷物を受け取れない場合や、閉店後すぐに撤去が必要な場合は、配送と返送の計画も合わせて考える必要があります。
会場に備え付けのテーブルや棚がある場合は、寸法・数量・使用条件を確認しておきましょう。使える会場備品を把握してから、不足する什器を手配すると、重複した準備を避けやすくなります。

2.必要な什器・備品を4つの役割に分ける
備品を漏れなく準備するには、「商品を見せる」「接客・会計をする」「案内する」「運営を支える」の4つに分けて考えると整理しやすくなります。
| 役割 | 什器・備品の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 商品を見せる | 展示台、ショーケース、ラック、マネキン、トルソー | 寸法、耐荷重、商品を取り出す方法 |
| 接客・会計をする | カウンター、決済端末、袋詰め用品 | 作業面の広さ、配線、スタッフの立ち位置 |
| 案内する | 看板、バナー、商品説明POP | 通路からの見え方、設置可能な範囲 |
| 運営を支える | ストック用の箱、梱包用品、清掃用品 | 保管場所、補充方法、撤収時の作業 |
上記は一般的な準備品の例です。すべてが当店のレンタル対象ではありません。各項目を「会場備品」「レンタル」「持ち込み・購入」に振り分け、手配先と担当者を決めておきましょう。
特に、決済端末の通信環境や充電方法、ショッピングバッグ、値札などは、什器とは別に確認しておきたい項目です。
3.販売商品に合わせたレンタル什器の構成例
以下は売場づくりの計画例です。必要な台数やサイズは、会場面積・商品量・スタッフ数に合わせて調整してください。
コスメ:ブランドの紹介と商品展示を組み合わせる
コスメのポップアップストアでは、ブランドを知ってもらう表示と、実物の商品を見てもらう場所を組み合わせて売場をつくります。例えば、背景の大型バナーでブランド名や商品ビジュアルを見せ、手前の什器に主力商品を並べる構成です。
【レンタル】販促セットAは、クイックスクリーンエコノミ200が1台、ミニショーケースが2台、ワンタッチ表示スタンド A3が1台のセットです。大型バナーでブランドの世界観を伝え、2台のミニショーケースで商品を展示し、表示スタンドで商品説明や開催情報を案内できます。
2台のミニショーケースは、「新商品」と「関連するシリーズ商品」など、紹介するテーマを分けると説明しやすくなります。展示する商品のサイズや重さを確認し、商品を置ける面積や耐荷重などが用途に合うか、事前に確認しましょう。
来場者が立ち止まって商品を見る場所と、スタッフが説明する場所も必要です。表示スタンドは台座まで含めて設置位置を考え、商品を見る人の移動を妨げないように配置します。

画像は売場づくりの使用イメージです。印刷を希望する場合は、本体のみのレンタルと区別し、必要な印刷物と依頼範囲をご確認ください。
その場で販売やテスター体験を行う場合は、会計や袋詰めの場所、お試し用の備品も別途準備します。販促セットAに含まれる什器と、会場備品・持ち込み品を整理して、必要なものを補いましょう。
アパレル・服飾雑貨:着用イメージと商品選びの場所をつくる
基本構成は、陳列用ラック+マネキンまたはトルソー+会計場所です。コーディネートを見せる場所と、色・サイズ違いを選ぶ場所を分けると、限られた売場でも商品の特徴を伝えやすくなります。
衣類の丈に合うラックの高さや、ハンガーを掛ける間隔を確認しましょう。試着を行う場合は、鏡や試着場所も必要です。ラック・鏡などは、会場備品や別途手配も含めて準備してください。

コスメ・生活雑貨:販売品とお試しスペースを分ける
基本構成は、商品陳列台+お試し用スペース+会計用カウンター+ブランド表示です。テスターを置く場合は販売品と区分し、接客中もほかの商品を見られる配置にします。
商品を並べた状態で作業面がどのくらい残るかを確認し、重さのある商品は耐荷重にも注意しましょう。液体や汚れが付く可能性がある場合は、什器の使用条件と養生方法を事前に確認してください。
会計用カウンターを商品展示にも使うときは、決済端末や袋詰めに必要な面積を先に確保しておくと、営業中の作業がしやすくなります。
4.開催期間に合わせて準備の重点を変える
短期出店では、営業中の使いやすさに加え、設営と撤去の負担も考えて什器を選びます。期間が長くなる場合は、日々の補充や清掃のしやすさも確認しましょう。
| 開催期間の例 | 構成の考え方 | 重点的に確認すること |
|---|---|---|
| 週末の2〜3日間 | 主力商品を中心に展示し、陳列・会計・案内の基本構成に絞る | 組立方法、必要人数、梱包サイズ、撤去に使える時間 |
| 1〜2週間 | 基本構成に、補充用ストックと袋詰めの場所を確保する | 補充動線、備品の置き場所、梱包材の保管場所 |
| 1か月程度 | 陳列変更や継続的な補充に対応できる構成を考える | 清掃のしやすさ、期間中の管理、総費用、延長条件 |
期間は計画上の例であり、各商品の貸出可能期間を示すものではありません。レンタルの可否や料金は、対象商品と希望日程で確認してください。
レンタルと購入を比較する場合は、本体代だけでなく、送料・印刷費・保管場所・今後の使用回数まで含めて考えましょう。短期間だから必ずレンタルが安いとは限りません。

5.レンタル前に確認したい在庫・配送・対応条件
使いたい什器が決まったら、商品ページの掲載情報と、希望する利用日の貸出条件を確認します。商品が掲載されていても、希望日の在庫が確保できるとは限りません。
- 在庫と数量:希望期間に必要数を借りられるか。難しい場合に代替候補があるか。
- 寸法と仕様:本体サイズ、耐荷重、付属品、組立方法が用途に合うか。
- 会場条件:搬入口やエレベーターを通るか。電源、設置範囲、施設指定の条件に対応できるか。
- 受け取り:会場が荷物を受け取れる日時と、当日の受取担当者を決めているか。
- 印刷:必要な商品は印刷対応の有無、入稿期限、使用テンプレートを確認したか。
- 返送:梱包材の保管場所、返送期限、集荷方法を確認したか。
- 費用と変更条件:送料などを含む総額、延長、キャンセル、汚損・破損時の条件を確認したか。
レンタル1番ドットコムでは、在庫状況が随時変動し、納期も商品ごとに異なります。公式ガイドでは、お客様による組み立て、返却時に使う梱包材の保管、返送時の集荷手配についても案内しています。
また、期間延長は予約状況によって対応できない場合があります。開催期間が延びる可能性がある場合は、注文前にご相談ください。配送・返却の詳しい条件は、最新のレンタルガイドをご確認ください。
6.販売商品と出店日程をまとめて、必要な什器を選びましょう
ポップアップストアの什器選びは、販売商品に合う陳列方法を決め、接客・会計・案内・運営に必要な備品を補う順番で進めると整理しやすくなります。会場にあるものを活用しながら、足りない什器をレンタルする構成を考えましょう。
ご相談の際は、販売商品、開催期間、希望する受取日、会場住所、売場寸法、必要数量、印刷の有無をお知らせください。対象商品の在庫と対応条件を確認しながら、出店準備を進めていただけます。
まずは商品一覧で候補を選び、商品ページとレンタルガイドで仕様・利用条件をご確認ください。