バックパネルのレンタルと購入を比較するとき、レンタル料金と購入価格だけを見て決めていませんか。実際に必要な費用は、印刷の有無、往復配送、使用回数、保管方法によって変わります。
判断のポイントは、同じ使用予定をもとに「初回の支払い」と「次回以降を含めた合計費用」を比べることです。印刷面を再利用する場合は、毎回印刷する場合とも分けて考えます。
この記事では、初回と2回目以降で必要な費用がどう変わるかを、6つの手順で紹介します。商品の種類や一般的な選び方については、バックパネルのレンタルメリットと選び方をご覧ください。
比較する商品が決まっていない場合は、希望するサイズや仕様を商品一覧で確認しましょう。
1.バックパネルの比較は見積もり条件をそろえるところから
サイズ・印刷・付属品を同じ条件にする
片方が本体のみ、もう片方が印刷や照明付きでは、金額の差が何によるものか分かりません。購入とレンタルを比較する前に、必要な完成状態を決めましょう。
- 設置するバックパネルの幅・高さ・台数
- 片面印刷か両面印刷か、側面の印刷も必要か
- 照明・収納ケースなど、必要な付属品
- 印刷データを自社で用意するか、デザイン制作も依頼するか
- 配送先と、会場までの運搬方法
同じ幅でも、発光するタイプと発光しないタイプでは仕様が異なります。まずは同じ商品、または必要な機能がそろった商品同士で見積もりを取りましょう。
比較する期間と使用予定もそろえる
次に「今後1年間」など、比較する期間を決めます。その期間内の使用日数と回数を整理し、確定している予定と未定の予定を分けてください。
例えば、2日間のイベントを3回利用する場合と、長期間続けて設置する場合では、レンタルの見積条件が変わります。「3回使う」だけでなく、各回の設営日・使用日・撤去日を伝えると、必要な期間を確認しやすくなります。

2.初回費用は本体・印刷・配送に分けて確認する
見積書に含まれるものと別料金のものを整理する
初回の費用は、次の項目に分けると比較しやすくなります。見積書で複数の項目がセットになっている場合は、その内訳や含まれる範囲を確認してください。
| 費用の項目 | レンタルで確認する内容 | 購入で確認する内容 |
|---|---|---|
| 本体・付属品 | 必要な利用期間の本体料金と、照明などの追加料金 | 本体価格と、ケースや照明などの購入費 |
| 印刷 | 希望する印刷面の制作費が含まれるか | 本体価格に印刷面の制作費が含まれるか |
| デザイン | データ作成や修正を依頼する場合の費用 | データ作成や修正を依頼する場合の費用 |
| 配送・運搬 | 届け先までの配送と返送を含む費用 | 購入商品の配送費と、別途必要な会場への運搬費 |
| その他 | 別途依頼する作業や、配送条件による追加費用 | 別途依頼する作業や、保管準備に必要な費用 |
購入商品を会社で受け取り、その後に会場へ発送する場合は、購入時の配送と会場への運搬が別に発生します。反対に、会場へ直接届ける場合は、同じ配送を二重に数えないようにします。
往復送料と印刷込み料金は二重計上しない
レンタル1番ドットコムでは、レンタルガイドの送料を往復分で案内しています。その金額に返送料をもう一度加える必要はありません。ただし、配送先や梱包数、配送条件によって最終的な費用を確認してください。
「本体+印刷」の料金に印刷費を再度加えることも、比較がずれる原因になります。各項目を「料金に含む」「別途必要」「不要」に分け、別途必要なものだけを足しましょう。
3.2回目以降は印刷面を再利用するかで費用が変わる
同じ印刷面を使う場合
初回と同じデザインを使う場合は、印刷面を再利用できるか確認します。再利用できれば、次回の比較では新しい印刷費を加えず、本体や配送などに必要な費用を計上できます。
レンタル1番ドットコムでは、印刷面を手元に保管し、必要なときに本体だけをレンタルする方法も案内しています。「レンタルだから毎回印刷費が必要」と決めつけず、初回と2回目以降の見積もりを分けることがポイントです。
再利用には、本体との適合と印刷面の状態確認が必要です。以前使用した商品名・サイズ・取り付け方法を伝え、同じ仕様の本体を希望日に借りられるかも確認しましょう。
デザインを変更する場合
商品紹介や開催日などを変更する場合は、その回に必要なデザイン修正費と印刷費を追加します。購入した本体でも、印刷面を作り直すなら、その費用は別に必要です。
| 次回の条件 | レンタルの確認項目 | 購入後の確認項目 |
|---|---|---|
| 同じ印刷面を再利用する | 本体のみの料金、往復配送費、適合と在庫 | 会場への往復運搬費、本体と印刷面の状態 |
| 同じ本体で印刷面を変更する | 本体料金、新しい印刷面の制作費、往復配送費 | 新しい印刷面の制作費と配送費、会場への往復運搬費 |
| サイズや必要台数を変更する | 変更後の条件による本体・印刷・配送の見積もり | 手持ちの本体で対応できるか、追加購入やレンタルが必要か |

4.使用回数が増えると購入とレンタルの費用はどう変わる?
同じバックパネルを3回使う場合で考える
購入とレンタルの違いは、2回目以降に必要な費用を見ると分かりやすくなります。ここでは、同じサイズ・デザインのバックパネルを3回使い、印刷面も再利用できる場合を例に比較します。
| 費用の項目 | 毎回本体をレンタルする場合 | 本体を購入する場合 |
|---|---|---|
| 本体の費用 | 各回の利用期間に応じて必要 | 最初の購入時に必要 |
| 印刷面の制作費 | 初回に必要。再利用できれば2回目以降の新規印刷は不要 | 初回に必要。再利用できれば2回目以降の新規印刷は不要 |
| 配送・運搬費 | 各回の往復配送費が必要 | 購入時の配送費に加え、各回の会場への運搬費を確認 |
| 使用しない期間の保管 | 再利用する印刷面の保管が必要 | 本体・ケース・印刷面・付属品の保管が必要 |
この条件では、印刷面を再利用できる点は購入もレンタルも同じです。主に比較するのは、3回分の本体レンタル料と往復配送費、そして本体の購入費と購入時の配送費、購入後の運搬・保管費の違いです。初回の印刷費や作業費に差がある場合は、その差も含めます。
購入時の配送先が初回の会場である場合など、同じ配送に当たる費用は重ねて加えません。必要な付属品や作業の条件もそろえて比較しましょう。
「3回使えば購入がお得」とは限らない
3回という回数は、費用の違いを説明するための例です。実際には、商品の価格、各回の利用日数、配送先、保管料によって結果が変わります。
例えば、会社に保管でき、自社で会場へ運べる場合と、外部倉庫や配送会社を毎回利用する場合では、購入後の負担が異なります。購入価格だけを3回で割って判断せず、使い続けるための費用も確認してください。
各回の利用日数や配送先が異なる場合は、初回のレンタル費用を単純に3倍するのではなく、それぞれの条件で見積もった金額を合計しましょう。
また、3回のうち確定している出展が1回だけなら、まず1回で終わった場合の総額も比べましょう。今後の使用予定が確定してから、購入を改めて検討する方法もあります。
5.保管と運搬の費用を加えて比較を仕上げる
社内保管と外部倉庫では計算を分ける
購入後の保管場所として外部倉庫を利用する場合は、保管料に加えて、入出庫や配送の費用がかかるか確認します。月額契約なら、実際に保管する月数を使って計算してください。
社内に保管する場合は、追加の支払いが発生しないこともあります。その場合、根拠のない保管料を加える必要はありません。ただし、使うスペースと管理にかかる時間は、金額とは別に記録しておくと判断に役立ちます。
レンタルでも印刷面を再利用する場合は、その保管が必要です。本体一式を保管する場合と、印刷面だけを保管する場合を分けて比べましょう。
自社で運ぶ場合も必要な支出を確認する
購入したバックパネルを自社で運ぶ場合は、車両の手配、燃料、駐車料金など、実際に追加で発生する支出を整理します。配送会社に依頼する場合は、会場へ送る費用と持ち帰る費用の両方を確認してください。
組み立て・梱包・運搬などの社員の作業時間は、外部への支払いと分けて比較すると分かりやすくなります。社内ルールに基づいて金額に換算する場合は、購入とレンタルの両方に同じ基準を使いましょう。
- 外部への支払い:商品代、印刷代、配送代、倉庫代など
- 社内で必要な作業:点検、梱包、積み下ろし、返送手配など
- 必要な場所:本体・ケース・印刷面・梱包材の保管スペース
支払額が小さくても、担当者や保管場所を確保できなければ運用が難しくなります。合計金額と一緒に、作業時間と収納条件も確認してください。

6.比較見積もりの抜けを確認して購入かレンタルかを決める
金額が安く見える理由を確認する
最後に、見積もりから抜けている項目がないか確認します。金額に差があっても、印刷や付属品、配送の範囲が異なるだけの場合があります。
- 本体のサイズ・台数・必要な付属品がそろっている
- 印刷費とデザイン制作費の有無を確認した
- レンタルは各回の必要期間で見積もっている
- 往復送料を二重に加えていない
- 購入後の会場への運搬費を含めている
- 印刷面の再利用が可能か確認した
- 保管費は比較期間に合わせて計上している
- 税込・税抜を統一し、セット料金を二重に計上していない
初回の支出と継続使用の合計を分けて判断する
初回の支出を抑えたい場合は、まず初回に必要な総額を比べます。同じ仕様で繰り返し使う予定が確定している場合は、その回数までの累計費用を比べましょう。
本体の保管が難しい場合は、印刷面を再利用して本体だけ借りる方法も候補になります。どの方法でも、必要な印刷と配送を含めた見積もりで判断することが大切です。
バックパネルのレンタルと購入は、「本体価格の差」ではなく、「予定している使い方を実現するための合計費用」で比較しましょう。使用日・サイズ・台数・配送先・印刷面の再利用希望をまとめておくと、条件のそろった見積もりを相談しやすくなります。
比較するバックパネルの仕様は商品一覧で、印刷や配送・返却の条件はレンタルガイドでご確認ください。